納山祭

納山祭

星が綺麗だった。

標高300mほどでもこれだけ星が輝くのかと驚いた。
人里からずいぶん離れた闇の世界が星を輝かせるのだろうかと考えた。
この日は所属している山岳会の納山祭。
今年の無事を感謝し、来年の無事を祈り、皆で酒を酌み交わす。
山で気を許した人達と焚火を囲んで飲む酒とつまみは例え高価でなくともご馳走になる。
親子ほどの年の差でも肩を抱いて、歌を一緒に歌う。
今年もせいこちゃんの赤いスイートピーが大人気だった。
いよいよ2019年が幕を閉じる。
元号が変わったり、増税も行われた。いろいろ変化が確かにあった。
台風もまた日本列島を何度も上陸して、私たちを引き裂くように傷つけた。
日本各地のいろいろな人が悲しんだことは忘れられない。
来年もまた赤いスイートピーを皆で歌えるように、
来年も皆が幸せに、穏やかに生きれるように、商売も繁盛するように
山の神さんにお願いした。
 
営業企画部 山本